つなぎ融資でてんやわんや

1.ライバルがマイホームを持った



自分のマイホームへの夢が現実味をおびはじめました。なぜなら、給料も変わらない同期入社した男がマイホームを手に入れたからです。入社当時から勝手にライバル視していた男でしたが、仲は良かった。これをきっかけに、さっそく家族会議を招集、妻や子供たちからどんな家にしたいか希望を集めました。予算面のことをあまり調べず、会議をしたので、次から次へみんなの夢があふれ出てきました。夢を集め具体的になったマイホームプランをライバルに話したところ、「それは注文住宅のほうがいいだろう」との返事。「注文住宅はお金がかかる」と思いましたが、家族やライバルに見栄をきってしまった手前、何とかならないか、四苦八苦して資金計画を立てる日々が始めりました。


2.つなぎ融資で大慌て


土地選びで妥協して私の通勤時間は大幅に増えましたが、何とか資金計画は出来上がり、土地購入契約と家の具体的施工計画までとんとん拍子で進みました。しかし、思わぬお金がかかることを知り大慌て。住宅引き渡しを終え住宅ローンが下りるまでの予算は土地代分しか考えていなかったのです。建物の施工費用を引き渡しまでの間に数回に分けて支払うお金がありませんでした。しかもつなぎ融資にも借入れ時の諸費用や利息がかかり、その上利息は住宅ローンよりも高めなことを知り、絶望しました。


3.親のおかげで無事マイホームがたった


金銭的なことを実親と義理の親に話したところ、つなぎ融資分は助け船を出してもらい、施工費用を遅れず払え、何とかマイホームが完成しました。キッカケはひょんなところから現れ、勢いで始めたマイホーム計画でしたが、希望がかない笑顔が増えた家族をみると、注文住宅を建ててよかったです。